国交省/CCUS3カ年計画案でレベル応じた賃金・手当促進、適正企業の宣言制度創設
国土交通省は、改正建設業法で規定する「労務費に関する基準(標準労務費)」を踏まえた労務費の確保・行き渡り方策と連動し、建設キャリアアップシステム(CCUS)の技能レベルに応じた賃金・手当制度の普及拡大を促進する姿勢を示しました。先行的に取り組む企業が「技能者を大切にする適正企業」として自主的に宣言する制度を年度内にも創設し、経営事項審査(経審)での加点など幅広いインセンティブを付与し、より高い水準で取り組む企業を第三者機関が認定する制度への発展も見込むようです。 CCUSの利用拡大に向け国が率先して取り組む事項をまとめた3カ年計画の案を20日の「CCUS処遇改善推進協議会」で示し、建設業団体らに意見を求めました。今後3年を「メリット拡大フェーズ」と位置付け、CCUSを活用した処遇改善と、現場事務作業の効率化・省力化を推進。メリット発現と連動し、あらゆる現場で就業履歴を蓄積でき、あらゆる職種で能力評価(レベル判定)を受けられる環境の整備を急ぐようです。
ブログのトップへ